ISOのサーベランスの日。
弊社ISOの番号が300番代と若い事が会長の自慢である。
取得当時、ISOのマニュアルが英語しか無い、そんな時代。
どれほどの苦労をして取得したか…と話を幾度も聞いた。
そんなISOの審査をこの日、迎える。
初めて弊社に来られる審査員を迎え、社内も緊張がはしる。
弊社は第三者に頼る事なく、日々の生産の中にISOを生かしている。
その為、審査員の方からの質問にも日々やって事をそのまま話すだけである。
話すだけなのだが、よく分からない汗が出る。
緊張からなのか蒸し暑さからなのかは、わからない。
何も喋っていない時間であってもカラカラに喉が乾く。
各部門とも審査員からの質疑に滞りなく答えを示し、大詰めは工場視察。
工場はいつもと変わらず、生産を続けている。
そんな状況を審査員の方にも見ていただく。
その工場視察も無事終わり、長い長い一日の日程がすべて終了した。
ISOとはPDCAサイクルを回す事だ、と昔聞いた。
生産においてそれは現代も有効な手段である。
しかし、PDCAサイクルを悠長に回している時間が無い事が多くなってきた。
場面によっては、OODAループ(ウーダループ)を取り入れる必要が
弊社にもあるのかもしれない。
Observe(観察)
Orient(状況判断)
Decide(意思決定)
Act(実行)
みる、わかる、決める、動く、そんな実践の中で進むべき先を組みてる時代なのかもしれない。
そんな事をこのサーベランスを通して考えていた。