ISO審査と谷水の七夕

ムシムシと暑い日が続き、拭いても拭いても汗が吹き出てくる。

困ったものだ。

さて、昨夜は七夕。

彦星(わし座のアルタイル)と織姫(こと座のベガ)が一年に一度だけ出会える日。

働き者だった二人は結婚後に仕事をサボりがちになり、

それを知った神の怒りに触れ天の川を挟んだ西側と東側に引き離された事が始まり。

悲しむ二人を見た神は

毎日一生懸命働くなら、一年に一度、7月7日に会わせてやろう

と約束した。その約束を守る日。

しかし、私の記憶によると七夕の日にあまり晴れている印象がない。

ほぼ曇っているか、雨が降っている。日本は梅雨だから当たり前かとも思う。

今年も例外なく雨だった。

この七夕に降る雨を「催涙雨」(さいるいう)というらしい。

雨で天の川を渡れなくなった二人が流す涙になぞらえた言葉だと知る。

当社でも社員の提案で七夕の笹が用意され

そこに社員一人ひとりが短冊に願いを記し吊るした。

ある短冊には「克己心(こっきしん)を持て」と記されている。

克己心とは、自分の欲望や邪念を制し、甘えることなく、目標を目指して邁進しようとする、そういう強い心持ちを意味する表現

weblio辞書より

この心を持ち続ける人が、当社会長「谷水克己(かつみ)」氏である。

毎年この時期、一年に一度しか会わない私たちとISO審査員の先生。

毎日一生懸命働いた内容を審査される為、一年に一度、出会う日。

本当の「催涙雨」を目から降らさないように臨む。

先生からは痛い指摘も沢山された。

そのおかげで、本当に次にすべき事も分かってきた。

ISO審査中は、出てくる変な汗を拭いても拭いても吹き出てきたが、

あとは審査が無事通る事を星に願うだけだ。