弊社は防音室を造っています。
が、どうやって性能を確認しているの?
と質問頂くことがあります。
簡単に言うと専門機関にて遮音や吸音性能を検査し、
それを基に構成を考え防音室を組み立てています。
その専門機関がココ、鳥取県産業技術センターです。
ここで試験を繰り返し、その性能を測定→構成改良しています。
本日も久しぶりに鳥取県産業技術センターへ。
今回はどんな構成を試験するのでしょうか、楽しみです。
試験室は、壁と壁の間にポッかりと穴の空いた部屋。
この壁のあちら側とこちら側がそれぞれ音源室と残響室になります。
この壁穴に防音室の壁をしっかりと固定し設置します。
そして粘土をコネコネ。ひたすらコネコネ。
小学生の頃を思い出しつつ、必死にコネコネ。
これを先程、固定設置した防音室の壁の周りにペタペタ。
隙間を塞ぐ様にペタペタ。ただ一心不乱にペタペタ。
これで準備完了です。
あとは計測室のPCを操作し、遮音試験の開始です。
この一連の作業を検査したい防音室の壁(試験体)分、繰り返します。
数体の試験体を試すだけでクタクタになります。
そして今回は吸音試験も行います。
今度は床です。床一面に検査したい吸音材を敷き詰めて残響時間を調べます。
この2つの試験を繰り返し。最適な構成を作り上げて行きます。
この様に試行錯誤を重ね、よりいい防音室をお届けできる様にしています。