母校に行って生徒に何か話をしないといけない時、あなたなら何を語るだろうか。
私(谷水)宛に ”新入生に対して何か講義してほしい” と依頼をうけたのは
まだ緊急事態宣言が続いていた春の頃。
いろいろな高校からの登壇依頼を何度かお受けした事もあるが、今回は少し悩んだ。
学生の母親より遥かに歳のいった人の話なんて学生は聞きたいのだろうか?
当時の自分を思い返しても、大人の話なんて適当に聞き流していた様に思う。
学生とはあまりにも関係性が離れすぎ、さらには生きている時代が違い過ぎて、
私が語っても学生の心に響いたり引っ掛かったりするものが少ないのでは
と、思い始めていたからである。
さて、はて、ではどうするか。。。
数日悩んだ結果、
そうだ!私の息子@社員に行かせよう!!!
我ながらいい閃きである。
歳も弊社社員の中では一番若く、学生たちとの時間的距離も近い、適任ではないか。
という訳で本日、息子@社員の初めての登壇となりました。
高校の先生より登壇中の写真を頂いた。
気持ち的には生徒の後ろで保護者参観の様に立っていたい気持ちもあったが、
そこはグッと堪えた(笑)。
彼はこの場で何を伝えたかったのかは、あえて聞いていない。
ただ、彼は何かある度にこの言葉を言っている。
都会の1/100よりも、丹波の1/10の方が
”重要度”が高い!
地方における人の価値を示した言葉だ。
自らがそう思い、都市部の大学を卒業後、丹波の大手企業へ就職し、昨年わが社へ入ってきた。
この言葉が少しでも高校生の心に引っかかり、地元企業へのチカラとなる様に願う。
さて、初登壇お疲れ様の言葉と共に”鶏口となるも牛後となるなかれ”
と、息子@社員にエールを贈ろう。